先日、東京大学の田無演習林へ行ってきました。
森林環境教育のための研究調査をされている田無演習林長の石橋整司先生が、
今回クサギ染めをされるということで、体験させていただきに訪ねてきました。
まずは、歴史を感じさせる建物に感動した後、クサギの実を採取しに出かけます。
採ってきた枝から実を分け、
染色用の布を、動物性原料のものは中性洗剤で洗い、植物性原料のものはタンパク質に漬けます。
それから、温度を調整しながら、実を煮詰めていきます。
2回実を詰めた後、水の量を調整して布を入れます。
そして、出来上がった布がこちら!
さまざまなタイプに分類したクサギの実で染めたところ、
それぞれ異なる色となって仕上がりました。
ほんとに不思議ですね。
そして、初めて体験する植物の、繊細で優しい色合いに感動するとともに、
なぜ、あんなにも色の識別名が日本にはあったのかと、ふと、ここで腑に落ちました。
ますます植物に目が離せませんね。植物を使った染め物にハマりそうです。
今回、基調な体験をさせていただき、石橋先生や田無演習林の皆様、
そして、お声いただいたSさん、誠にありがとうございました。
この体験を、今後に活かしていきたいと思います。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。