先日出かけた鬼怒川温泉には、
街の至るところに“鬼”が居ました。
なかでも橋を渡ろうと、道路から長い階段を降りて、
何気なく後を振りかえってみると・・・、
「うわっ」と、思わず声が出てしまったほどの
大きな鬼がそびえ立っていました!!!
私の背中をにらみつけているような鬼の視線を感じながら、
25年以上もの昔、授業中に話してくれた教授のエピソードを思い出してました。
それは、ゼミ合宿中で鬼怒川温泉に来た際、勉強後に学生達と
川沿いの露天風呂に入っていた ところ、突然警報が鳴り始め、
と同時に、あれよあれよと、川の水量が増していき、
気がついた時には、 ヘリコプターで救助されていた!
という内容のものでした。
こんなに穏やかな川でも、ひとたび怒ると
鬼のように暴れてしまうものなのか・・・と思わず関心しつつ、
あの先生は、今どうしているのかなぁ?と、懐旧の情に浸っておりました。
とはいえ、橋を渡っている間中、 私の背中には、
あの赤鬼の視線が常に感じられ、
絵であるにも関わらず、
その存在感と威圧感は、私を足早にさせるものがありました。